10月の韓国旅行はベストシーズン?紅葉・気候・服装を解説

赤や黄色に色づいたソウルの宮殿を秋服で歩く旅行者 韓国旅行 行き先ガイド

結論からいうと、10月の韓国旅行は街歩きに適していますが、紅葉が目的なら都市と時期を選ぶことが大切です。

ソウルの紅葉を楽しみたい方は10月後半以降、雪岳山など北部の山へ行く方は10月中旬から下旬を候補にすると、秋らしい景色に出会いやすくなります。

10月の韓国旅行はベストシーズン?時期別の結論

10月は、韓国旅行のベストシーズンのひとつです。

夏の蒸し暑さが落ち着き、本格的な冬が始まる前なので、街歩き、宮殿観光、買い物、グルメを組み合わせやすくなります。

ただし、街歩きに適した時期と、紅葉の見頃は同じではありません。

10月前半のソウルは、日中に暖かさが残る年もあります。市街地の木々はまだ緑が多く、紅葉を主目的にすると少し早い可能性があります。

10月中旬は秋らしい涼しさが増します。北部や標高の高い山では色づきが進みますが、ソウル中心部では紅葉の途中になることもあります。

10月下旬は、ソウルの宮殿や公園でも秋らしい景色を期待しやすくなる一方、朝晩の冷え込みが強まります。

旅行時期 気候と紅葉の傾向 服装の基本 向いている旅行
10月上旬 日中は暖かい日もあり、市街地の紅葉には早いことがある 長袖シャツ、薄手カーディガン 街歩き、買い物、カフェ
10月中旬 北部や山間部で紅葉が進み、寒暖差が大きくなる 薄手ニット、ジャケット 郊外観光、山の紅葉
10月下旬 ソウルでも秋色を探しやすく、朝晩は冷える ニット、軽いコート 宮殿、公園、紅葉散策

この表は長年の傾向をもとにした旅行計画の目安です。

紅葉は9月から10月の気温に左右されます。暖かい秋には色づきが遅れ、旅行日が同じでも前年とは景色が違うことがあります。

わたしは、10月の韓国旅行を「いつ行っても紅葉が見頃になる季節」ではなく、街歩きには10月全般が適し、紅葉には場所と日程の組み合わせが必要な季節と考えています。


10月の韓国の気候は?ソウル・釜山・済州を比較

韓国の10月は、訪れる都市によって体感が変わります。

日本の気象庁が公開している1991~2020年の平年値では、10月の月平均気温はソウル15.1℃、釜山17.9℃、済州18.6℃です。

都市 10月の月平均気温 月降水量の平年値 体感と準備のポイント
ソウル 15.1℃ 52.1mm 東京や大阪より涼しく、朝晩の上着が重要
釜山 17.9℃ 79.7mm 比較的温暖だが、海辺では風を受けやすい
済州 18.6℃ 95.0mm 暖かめでも、海風と天候の変化に備える

同じ平年値で比べると、東京の10月の月平均気温は18.0℃、大阪は19.5℃です。

ソウルは東京より約2.9℃、大阪より約4.4℃低いため、日本の10月と同じ服装のままでは、朝晩に寒く感じる可能性があります。

数字だけを見ると数度の差ですが、旅行中は早朝から空港へ向かったり、日没後まで外を歩いたりします。普段の生活より屋外にいる時間が長くなる点まで考えることが大切です。

ソウルは朝晩の寒暖差が大きい

ソウルでは、日中に長袖シャツだけで歩ける日でも、夕方から気温が下がることがあります。

景福宮や昌徳宮の敷地は屋外を歩く時間が長く、北村韓屋村や南山周辺には坂道もあります。風を受けながら立ち止まると、気温の数字以上に冷えて感じることがあります。

10月下旬に夜景を見る予定がある方は、軽いコートや風を通しにくい上着を用意しておくと安心です。

釜山は暖かめでも海風に注意

釜山の月平均気温はソウルより2.8℃高く、10月も比較的過ごしやすい傾向があります。

ただし、海雲台や広安里、海沿いの寺院などでは風が強くなることがあります。薄手のカーディガンだけでなく、風を防げるジャケットがあると体温を保ちやすくなります。

雨の日は、海辺の遊歩道が滑りやすくなる場合があります。市場や博物館、ショッピング施設など、屋内の候補もひとつ用意しておきましょう。

済州島は標高によって服装が変わる

済州は3都市の中で最も月平均気温が高いものの、島全体が同じ暖かさではありません。

海沿いでは風を受けやすく、漢拏山周辺では市街地より気温が低くなります。済州市内で快適な服装でも、山では寒さを感じることがあります。

平均気温は、朝から夜までの気温をまとめた月全体の数字です。旅行当日の最高気温や最低気温ではないため、出発直前には都市別・時間帯別の予報を確認してください。

※画像はAIによるイメージ

10月の韓国で紅葉を見るならいつ?2025年の観測結果

2026年の紅葉は、記事更新日の2026年8月28日時点ではまだ観測されていません。

そこで、旅行計画に使える最新の完了年として、韓国気象庁が公表した2025年の観測結果を確認します。

韓国気象庁では、山全体を見て頂上側から約20%が色づいた状態を「初紅葉」、約80%が色づいた状態を「紅葉の最盛期」としています。

この2つは意味が異なります。初紅葉の日に訪れても、山全体が鮮やかに染まっているとは限りません。

地域・山 2025年の初紅葉 2025年の最盛期 旅行計画での見方
雪岳山 10月2日 10月24日 10月後半が有力だが、標高や登山口で差がある
五台山 10月7日 10月16日 10月中旬に紅葉を狙いやすい
雉岳山 10月10日 10月29日 中旬は色づき始め、下旬に最盛期を迎えた
北漢山 10月22日 10月末~11月初めが計画上の目安 2025年は初紅葉が遅く、10月前半では早かった
漢拏山 10月31日 11月11日 2025年は10月中の最盛期にならなかった

雪岳山の2025年の最盛期は10月24日で、平年より7日遅い観測でした。初紅葉は10月2日だったため、色づき始めから最盛期まで22日かかったことになります。

一方、五台山では初紅葉から9日後の10月16日に最盛期を迎えました。山によって進み方が大きく違うことがわかります。

北漢山では2025年10月22日に初紅葉が観測されました。ソウルで10月上旬や中旬に紅葉を期待していた場合、山全体としてはまだ早かったことになります。

漢拏山は10月31日に初紅葉、11月11日に最盛期が観測されました。済州島は暖かいから10月中に紅葉を楽しめる、と単純には判断できません。

ソウル市内の紅葉は山の観測日と同じではない

北漢山の観測日は、景福宮、徳寿宮、ソウルの森など、市街地にあるすべての木の見頃を示すものではありません。

木の種類、日当たり、標高、建物から受ける熱などにより、同じソウルでも色づく日は変わります。

ソウル市内で秋らしい景色を探すなら、10月後半から11月初めを候補にしつつ、紅葉だけに予定を絞らない方法が現実的です。

宮殿、博物館、カフェ、買い物を同じ地域で組み合わせれば、色づきが予想より遅くても旅行全体を楽しみやすくなります。

2024年と2025年を比べても日付は固定できない

雪岳山の初紅葉は2024年が10月4日、2025年が10月2日でした。最盛期は2024年が10月29日、2025年が10月24日です。

わずか1年でも、始まりは2日、最盛期は5日動きました。

ここで注目したいのは、初紅葉の日だけを見ても最盛期は正確に読めないことです。2025年の雪岳山では、初紅葉が平年より4日遅く、最盛期は平年より7日遅くなりました。

わたしは、航空券やホテルを予約する段階では過去の観測日を幅のある目安として使い、出発前に最新の写真と観測情報を確認する方法が最も誠実だと考えています。

※画像はAIによるイメージ

2026年10月の韓国旅行で注意したい祝日と混雑

2026年10月に旅行する方は、紅葉だけでなく韓国の祝日も確認しておきましょう。

10月3日は開天節、10月9日はハングルの日です。どちらも韓国の公休日に当たります。

2026年は10月3日が土曜日のため、10月5日が振替休日です。そのため、10月3日から5日は3連休になります。

10月9日は金曜日なので、10月9日から11日も3連休です。10月前半に週末旅行を考えている場合、韓国内の行楽客と日程が重なる可能性があります。

  • 10月3日:開天節
  • 10月5日:開天節の振替休日
  • 10月9日:ハングルの日
  • 10月3日~5日:3連休
  • 10月9日~11日:3連休

祝日でも、すべての店や観光施設が休むわけではありません。

一方で、施設ごとに開館日や振替休館日が異なる場合があります。市場の個人商店や郊外の施設についても、通常の曜日どおりとは限りません。

人気の宮殿、公園、山、道路、鉄道が混み合う可能性もあります。開館時間や休館日は、旅行前に各施設の公式案内で確認してください。

祝日に紅葉スポットへ行く場合の考え方

祝日に雪岳山や北漢山などへ向かう場合は、紅葉の見頃だけでなく、往復の混雑も予定に入れる必要があります。

山や広い公園を歩いたあとに、離れた市場や夜景スポットまで詰め込むと、帰りの移動が負担になることがあります。

午前中に屋外を歩き、午後は同じエリアの飲食店や屋内施設で過ごす流れなら、移動回数を減らせます。

紅葉の名所を何か所も巡るより、ひとつの地域で秋の景色と食事を楽しむほうが、初めての韓国旅行では予定を調整しやすくなります。

※画像はAIによるイメージ

10月の韓国旅行では何を着る?服装と持ち物

10月の韓国旅行では、厚い服を一着だけ持つより、薄い服を重ねて調節できるようにすることが大切です。

屋外は寒くても、地下鉄、デパート、飲食店では暑く感じることがあります。脱ぎにくい厚手の服だけでは、屋内外の温度差に対応しにくくなります。

10月上旬の服装

上旬は、長袖シャツやカットソーに薄手のカーディガンを合わせると調節しやすくなります。

暖かい日の日中に備えて半袖を1枚入れてもよいでしょう。ただし、半袖だけで朝晩まで過ごす前提にはしないほうが安心です。

10月中旬の服装

中旬は、薄手のニット、ジャケット、ストールが使いやすくなります。

ソウル郊外や山へ行く場合は、風を通しにくい上着を用意しましょう。市街地より気温が低くなる可能性があります。

10月下旬の服装

下旬のソウルでは、軽いコートが役立つ日があります。

寒がりの方、朝早くから出かける方、夜景を見る方は、薄手の保温インナーや軽量ダウンも候補になります。

ただし、年によっては日中に気温が上がります。保温性の高い服だけで固めず、脱いで持ち歩ける組み合わせにしましょう。

靴は見た目より歩きやすさを優先

韓国旅行では、地下鉄駅の構内、宮殿の石畳、北村や南山の坂道など、足に負担がかかる場所を歩きます。

紅葉スポットでは落ち葉や雨で路面が滑りやすくなることもあります。履き慣れたスニーカーなど、靴底に安定感のある靴を選びましょう。

旅行当日に新品の靴を初めて履くと、靴ずれで予定を変えなければならない場合があります。出発前に短時間でも歩いて確認しておくと安心です。

10月に用意したい持ち物

  • 折り畳み傘
  • 風を通しにくい上着
  • 薄手のストール
  • 履き慣れた靴
  • モバイルバッテリー
  • リップクリームなどの乾燥対策用品
  • 常用薬
  • 絆創膏や靴ずれ対策用品
  • 小さく畳めるバッグ
  • 温度調節用の薄手インナー

スマートフォンで地図、翻訳、交通案内、紅葉情報を確認すると、普段より電池を消耗しやすくなります。モバイルバッテリーは、気温への備えと同じくらい実用的な持ち物です。


10月の韓国旅行を無理なく楽しむ計画は?

10月の韓国旅行では、紅葉の最盛期を当てることより、天候や色づきに合わせて予定を動かせることが重要です。

おすすめは、出発前に「晴れの日」と「雨の日」の予定をひとつずつ用意する方法です。

晴れた日は宮殿、公園、山などを歩き、雨の日は博物館、市場、ショッピング施設、カフェへ入れ替えます。

紅葉を見る日は、午前と午後で離れた地域を移動しないほうが疲れを抑えられます。

たとえば景福宮を中心にするなら、宮殿とその周辺を歩いたあと、近くで食事や休憩を取る流れにします。北村や南山まで同じ日に加える場合は、坂道と移動時間を考慮してください。

北漢山へ行く日は、市内観光を何か所も追加せず、下山後に早めの食事を取る程度にすると予定が崩れにくくなります。

これは年齢にかかわらず大切ですが、足腰に不安がある方や家族で移動する方は、観光地の数よりも休憩場所と帰路を先に決めておきましょう。


10月の韓国旅行についての考察とまとめ

10月の韓国旅行は、街歩きだけを目的にするなら上旬から下旬まで計画しやすい時期です。

一方、紅葉を主目的にする場合は、北部の山、ソウル、済州島を同じ「10月の韓国」として考えないことが大切です。

2025年は雪岳山が10月24日に最盛期を迎えた一方、漢拏山は11月11日でした。場所によって、紅葉の最盛期には2週間以上の差がありました。

また、2025年の雪岳山では最盛期が平年より7日遅くなっています。過去の平均日だけを信じて日程を一点に絞ると、期待した景色とずれる可能性があります。

筆者としては、紅葉旅行を成功させる鍵は「最盛期を正確に予想すること」ではなく、色づきが早くても遅くても楽しめる計画を作ることだと考えます。

宮殿の木々がまだ緑でも、秋の涼しい空気の中で街を歩き、温かい韓国料理やカフェを楽しめます。反対に紅葉が進んで寒くなった日は、屋外の滞在時間を短くして屋内観光を増やせます。

まずは訪れる都市を決め、その都市の平年気温を確認しましょう。次に旅行直前の予報と紅葉観測を確認し、最後に服装と屋内の代替案を整えると準備しやすくなります。

街歩きなら10月全般、ソウルの紅葉なら10月後半以降、雪岳山など北部の山なら10月中旬から下旬が基本の目安です。

一度にすべてを完璧に決めなくても大丈夫です。訪問年の最新情報を確認しながら、無理のない秋の韓国旅行を準備してみてくださいね。


よくある質問

10月の韓国旅行ではコートが必要ですか?

10月上旬は薄手のカーディガンやジャケットで過ごせる日があります。

中旬以降のソウルや山間部では朝晩が冷えるため、軽いコートがあると安心です。寒がりの方や夜まで外出する方は、薄手のダウンも候補になります。

10月のソウルでは紅葉を見られますか?

見られる可能性はありますが、10月前半では早い年があります。

2025年の北漢山では初紅葉が10月22日に観測されました。ソウルで紅葉を主目的にする場合は、10月後半から11月初めを候補にし、出発前に最新情報を確認してください。

10月の韓国旅行に半袖は必要ですか?

10月上旬や暖かい日には、日中に半袖が役立つ場合があります。

ただし、半袖だけで過ごすのではなく、長袖や上着と重ねるための一枚として考えましょう。朝晩と屋外では体感が変わります。


情報ソースと確認方法

この記事は2026年8月28日に情報を確認しました。気候の数値には、日本の気象庁が公開する1991~2020年の平年値を使用しています。紅葉については、韓国気象庁および各地方気象庁が公表した2025年の観測資料を参照し、初紅葉と最盛期を区別しました。2026年の紅葉は記事更新時点で観測前のため、予測値を確定情報として扱っていません。

執筆・編集:美紗
韓国旅行初心者をやさしく案内する運営者・編集責任者。公的機関の平年値、観測日、祝祭日情報を分けて確認し、旅行日程にどう影響するかを初心者の目線で整理しています。

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